アレルギーとは・・・
体内に入った異物に対してそれを排除しようとする免疫反応が過剰に起こった状態を言います。
人間の体にはもともと、体に入ってくる異物(抗原)に対して、それを異物と認識して、退治しようとする機能が備わっています。
これが免疫です。免疫があるからこそ、人間は病原菌を退治し、健康を維持することができるのです。
しかし、日常生活で避けることが難しいありふれた抗原(=アレルゲン)に対して、不必要に不快な結果をもたらす免疫応答が起こる場合、これをアレルギーと呼びます。具体的には粘膜や皮膚の腫れや、かゆみ、咳くしゃみなどの症状が起こります。
アレルギー反応は体内に抗体が形成されて、はじめて発生します。そのため、抗原との二回目以降の接触で起こります。
たとえば、スズメバチにさされた場合、一度目は、大事にいたらなかったものが、二度目には、激しいアレルギー反応でショック症状(アナフィラキシー ショックといいます)が起こり、死に至ることさえあります。
アレルギー反応が原因の病気にはアナフィラキシー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、薬物アレルギー、食物アレルギーなどがあります。